暇じゃない 退屈なだけ(小林エマ)
¥1,000($6.34)
『暇じゃない 退屈なだけ』 小林エマ 「ちゃんとした大人」「良いお母さん」として、生きるのは暇じゃない。 けれども退屈だった。 —「なんで本なんてつくっているんだろう?」 コスパもタイパも最悪の、本づくりをやらずにいられないのは、どうしてなのか? 【こんな人におすすめ】 ・なんとなく退屈だ ・「ふつうに」「ちゃんと」生きるのに疲れた ・没頭、熱中できることを求めている ・何かしたいけど何をしたらいいか、わからない ・創作、ZINEづくりに興味がある 試し読み 以下に「はじめに」を全文掲載します。 はじめに なんで本なんてつくっているんだろう? 私は今、2冊目の個人出版のために、この文章を書いている。 頭の中に書きたいことがたくさんある。 だけど、それらをすべて文字に起こすのは、とんでもなく面倒くさい。 文章を書くのは、とにかく腰が重い。それを本にするとなると、さらにハードルは上がる。 本一冊になるだけの文章量を書かなければいけないし、できあがった文章をパズルみたいに組み合わせて一つの流れをつくらなければいけない。 それができたら今度は推敲・校正をして誤字脱字や意味が通らない文がないかを何度も確認する(それでも誤字脱字は0にはならない)。 表紙も自分でつくる。デザインの勉強なんてしたこともなく、センスも皆無だけど、アプリを駆使してなんとかやる。 表紙と本文ができたら、いよいよ印刷所に入稿する。印刷所選びも自分。品質と価格のバランスに折り合いをつけて印刷所を決める。 背表紙への文字入れ、本文の文字サイズやフォント、余白、奥付けもぜーんぶ自分で決めて、つくる。率直に言って大変すぎる。 ところで、最近仕事を変えた。小学校の図書室で週3回、図書館司書として働いている。 会社員、専業主婦、事務職パートを経て、学校司書になった。この仕事をするのは初めてで、司書の資格をとったのも去年、38歳の時だった。 仕事内容は今までしてきた仕事の中で一番楽しい。でも、まだ慣れないし、通勤時間も以前より長くなり、それなりに疲れる。現在の私は、新しい仕事に奮闘しながら、家事育児をして、2冊目の個人出版のために文章を書いている。これから前述したような作業が待っていると思うと気が遠くなる。やめてしまいたくなる。 ちなみに誰にも本をつくってほしいなんて頼まれていない。だから、やめたいならやめてもいい。誰にも怒られない。やりたいからやっている。それは確かだ。 でも本づくりは私にとって、趣味と定義するにはあまりにも苦しい。趣味なら、もっと気軽に楽しみたい。私は昔から運動が苦手で苦しいことが大嫌いで、マラソンや山登りを趣味にしている人を信じられないと思っていた。本を書く作業は、精神的なマラソン・山登りと表現して差支えないと思う。 じゃあ仕事なのか?というと仕事にしては、お金を稼げていなさすぎる。コスパ、タイパが信じられないほど悪い。お金を稼ぐための仕事ならば、もっと効率よくやりたい。 うーん。じゃあ私にとって、書くってなんなんだろう。強いて言うならライフワークという言葉が一番近いだろうか。 書くことに出会って以来、書かずにいられなくなってしまった。数日サボったり、面倒になったりしても、結局戻ってきてしまう。SNSで発信するだけでは物足りなくなり、苦しんで長い文章を書いて本というパッケージにして、個人出版をするようになった。 そして、それを即売イベントや通販で販売したり、書店に卸したりしている。 数年前の自分が聞いたらすごく驚くと思う。同時に嘲笑されるかもしれない。苦労して、お金にもならないことをしてバカみたいだと。 なぜそんないじわるを言うのか、数年前の私が何を思っているのか、私には手にとるようにわかる。なぜなら私だからだ。 本当はうらやましいのだ。コスパもタイパも最悪で、お金にもならないことにバカみたいに熱中している人がうらやましくてたまらない。 だから、斜めに見て嘲笑して、それができない自分をごまかしている。つらい仕事や、やらなければいけない家事に耐えて頑張っている自分の方が賢くて、正しくて、偉いと思っている。そう思わなければ立っていられないから。 今年で40歳になるのだけど、36歳までの私は、そういう典型的なルサンチマン野郎だった。 「ちゃんとした大人になりたい」「良いお母さんになりたい」とずっと思っていた。でも、「ちゃんとした大人」ってどんな大人なのか。「良いお母さん」ってどんなお母さんなのか。それを自分の尺度で真剣に考えたことはなかった。なんとなくの正解を世間の空気から察していたから。 「ちゃんとした大人」は、正規雇用で、給与、待遇、条件が良い安定した会社に入り、フルタイムで働く。バリバリ働き、出世し稼ぎ、消費もして経済を回していく。 「良いお母さん」は、子供のために自らを犠牲にする精神を常に持ち、自分のことは後回しで家族のために尽くす。家事全般が得意で、いつもニコニコ家族の太陽。夫や義両親との仲も良好。 とはいえ昨今、専業主婦はもう古い。子供が小さいときは仕事をセーブしつつ、子供の成長に合わせて復帰して、バリバリ働く。「ちゃんとした大人」と「良いお母さん」は両立可能。 これが令和のベストアンサー。 ここまではっきり言語化して認識したことはなかったけれど、このような「生き方の正解」は自分の中にしっかり刻まれていたと思う。だから、それを目指していた。「ちゃんとした大人」「良いお母さん」になるために行動していた。何度も離脱しながら、軌道修正して、それっぽい体裁が整うように必死に努力した。信じられるものが他になかった。無宗教だし。 やらなければいけないことは、いつも山積みで忙しい。それなのに忙しさの合間、ふとした瞬間に虚無感が込み上げる。それは20代のときには朝9時から夜23時まで5日間働いた金曜日の夜だったり、30代のときには家族が汚したものを洗濯したり掃除しているときだったりした。 肉体は本当に忙しかった。だけど私の脳みそが問いかける。「私ってこんなことするために生まれてきたのか?」と。 「こんなこと」とは、会社員として自分を押し殺して我慢しながら労働したり、自分のことは常に後回しで家族のために家事に従事することだ。 「じゃあ他に何をするために生まれてきたの?」と問われても、それはわからない。わからないけど、これじゃない気がする。 「ちゃんとした大人」「良いお母さん」として、生きるのは暇じゃない。けれども退屈だった。 世間の正解をなぞってみても、それが自分のやるべきことだとは思えない。没頭できない。 自分ごとだと思えない。 かといって、何が自分のやるべきことなのかもわからない。わからないから安全そうな道をなぞり続け、自分にできないことをしている人を斜めに見て嘲笑する。 そして、心の奥底ではそういう自分のことを嫌悪している。それが2022年までの私だった。 2026年現在の私は、ちゃんとした大人にも良いお母さんにもなれていないと思う。 「私はこれをするために生まれてきたんだ!」という明確な答えが見つかったわけでもない。でも少なくとも、退屈はしていないし、誰かを嘲笑したりしない。昔と同じように、家族が汚したものを洗濯したり掃除していても「こんなことするために生まれてきたのか……?」とは思わなくなった。 この本は「なんで本なんてつくっているんだろう」という自分の疑問を解消すべく書いた。役に立つ話やノウハウは一切ない。 頭を抱えながら、キーボードを連打する現在の私と、ルサンチマン野郎だった過去の私へ愛を込めて。 『暇じゃない 退屈なだけ』p2 はじめにより 目次 はじめに なんで本なんてつくっているんだろう? 2 準備、準備、準備 11 シャネルのようなもの 14 自分ごと 24 父がくれたもの 29 他人は私ではない 32 書いてみたい 39 迷走するクリエイティブ 47 二度目の大学生 66 ふりだし 79 やっぱり本を書きたい 88 誰かと一緒なら 95 世界一うまいビール 102 次は一人で 107 幅90センチ・奥行き45センチの愛おしい世界 112 生きるために 117 なんで本なんてつくっているんだろう 121 おもしれぇ女とサボテンおじさん 128 おわりに 132 ページ数 134 判型 B6右綴じ 装丁 小林エマ (作者紹介より)
見えないものに流されて(小林エマ)
¥1,000($6.34)
『見えないものに流されて』 小林エマ 世間の「ふつう」に流されて生きてきた36歳までの日々と、喪失、気づき、その後を書いたエッセイです。 成功体験や、ノウハウ、劇的な再生の物語ではありません。 現在39歳の私が、半生を振り返りながら、内省を繰り返して綴った赤裸々な個人の記録です。 平凡な個人の記録だからこそ、手に取ってくださった方に伝えられることがあるのではないかと思っています。 【こんな方におすすめ】 「周りの目が気になる」 「なんとなく生きづらい」 「会社員、妻、母……役割に押し潰されそう」 「自分が本当は何をしたいのか分からない」 「誰かの人生を覗き見したい」 【読者の声】 「嗚咽して泣いた」 「魂が震える作品」 「自分を見ているような気分」 「読了した瞬間、鳥肌が立ちました」 「進むごとに胸を掴まれるような気分になった」 「AIには絶対書けないやつ」 noteで試し読みを公開しています ↓ https://note.com/ema_kobayashi35/n/nc4e3ff83727b ページ数 138 判型 B6右綴じ 装丁 小林エマ (作者紹介より)
みんな死んでも生きていく(まつよのぞみ)
¥1,500($9.50)
『みんな死んでも生きていく』 まつよのぞみ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 19歳のとき、兄が自死した。 26歳の彼がもう生きていきたくないと思った世界を これからもわたしは生きていくのか。 家族が死ぬのが怖くなった。 自分が生きていることすら、 どこか後ろめたかった。 祖母の介護、年老いる両親、消えない喪失感、 それでも時間は止まってくれない。 兄が生きられなかった未来を、 わたしは生きていく。 人生の主導権を取り戻し、 どう生きるかを選びなおす。 喪失と再生、家族との関係、 生きる覚悟を綴った九年間のエッセイ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 目次 じゃあ、サイゼでまた 白百合とレモン スタンプは既読無視するだろ 大至急「大丈夫」にしてください このひとも、誰かの愛するひとなんだろうな 死ぬのって死ぬほど面倒 低空飛行の蝿に祈る うちらは長生きしような 骨になってしまえば皆同じ 死にたいわけがない 夏至 それでも、長男になりたかった 初めてのさよなら 「それで、あなたはなにが好きなの?」 夢 ここから先は道がない 縮命、延命 二枚目のカード 生きている大きなわたしを見て 会いたいからって死ねないよ 腰 わかちあう 上書きするなら笑顔で トゥルーエンド あとがき B6版/144ページ 著者:まつよのぞみ 装画:hoppe (作者サイトより) 足場が崩れ落ちるほどの衝撃、自分が自分じゃないみたいな「大丈夫」の演技、ようやく兄に「さよなら」を言えた日、自分で道をつくると決めて選んだワーホリ。弱々しいけれど、いつまでもしぶとく残っている線香花火のような煌めきがあった。 「この気持ちはなんなんだろう。どういう意味なんだろう。いつからか、死にたいとか消えたいとか思う代わりに、他のことばに置き換えてみることにした。 「休みたい」「帰りたい」「疲れた」 萎れたフレーズから始まった言い換えゲームは、ふと怒りに着地した。 「許さない」 「好き勝手にさせない」 「もう言うことは聞かない」 「もう思い通りにはならない」 そのとき初めてわたしは、自分が怒っていることを知った。抑圧してきた怒りが噴き上がるのと同時に、なぜか元気になり、動けるようになっていた。」(p.52-53) なんだろう。丁寧だからか。感情の奥に何があるのか、探っていく過程そのものを見せてくれた。ずしんと重しを乗せられて身動きが取れなくなる本じゃない。表紙のレモンイエローみたいな清涼感の出どころが気になって、目が離せない。 (店主コメント)
まるめこむひび(えとうしの)
¥1,500($9.50)
短歌/散文/詩『まるめこむひび』 えとう しの @aizin_nemunemu 忘れたいことを全部この本に出力した。 誰かに見せたら何か変わるのかなと思った。 けっこう変わった。 (作者POPより) ▼店主コメント 「インプレゾンビの空ぶった共感が私よりもうまくいってて」 「忘れてく悲しさにほっとする なるはずだった名字なぞる」 (作品より抜粋) 尖った心を丸め込む、日々のこと。 忘れたい過去をついつい思い出してしまう方におすすめの作品です。読んだら何か変わるのかも? と。 それにしても。忘れたいことを忘れられないまま生きていくのは美しいですね。なんででしょうね。
歌集 再上映(埜中なの)
¥1,300($8.24)
歌集『再上映』 埜中なの 『再上映』は発行年の2024年から過去5年にX(旧Twitter)で発表した短歌と、未発表の短歌をあわせた147首を、4つの連作に再構成した歌集です。 ———————— 空白と考現学 春雨の先端まばゆく刺さりおりトースト湿気る朝の空気に さみしさを持て余さなくなったこと その他大勢のふりをしたこと まっすぐに踏みだすことを良しとするそんなお前がきらいだ四月 キュビズムのようにみえていて生活はありのままが一等難しい 『瓜実の受付嬢』を見遣りつつわれにもあろう真蛇の面は 同期が子の画像見せるたびアスファルトに心を擦れるわれのいること 美しい水色(すいしょく)ですそのように説明されたいニルギリのように 「奥様に大人気」と言うPOPあり 男しか立たぬ予定のキッチン 交わりしことなき類いの人間と居を共にして為す考現学 食器棚に揃いにならないうつわたち 信頼に足る人であればいい たこさんのウインナーを焼いてみればうさぎのりんごも食べたいと言う 憧れの対象ではなく人として 朝の卵黄のように明るい 冒頭の連作より12首を引用しました。 (作者noteより)
日記という運命(産業編集センター/佐々木里菜)
¥1,870($11.85)
『日記という運命』 産業編集センター/佐々木里菜 \ジェーン・スー(コラムニスト/ラジオパーソナリティ)推薦!/ 信頼できる誰かに「やってみなよ」と言われたらやる、のルールに従って私はここまできた。 私から「やってみなよ」と言われた佐々木さんが、迂闊にやってみてくれたことがとても嬉しい。 大切なのは、この迂闊さと、折れても不貞腐れたりめげたりしない心。 それを教えてくれる日記。 日記の書き方は世に溢れている。 「疲れた日は、短い日記を書くだけでも良いですよ」 そうは言っても、私は本当はもっと長い日記を書きたい。 「日記には、なんでも好きなことを書いてみましょう」 そうは言っても、私は自分が好きなことが何かすら分からなくて困っている。 「そうは言っても!」を抱えたすべての人へ。 大反響を呼んだZINE『ロイヤル日記』など、数々の日記本を自主制作してきた 新星・佐々木里菜による、「日記を書くこと」をめぐる26編のエッセイ。 日記をめぐる静かな思索が、日記を書く人にもそうでない人にも 瑞々しく素直な文体でひらかれる一冊! 装画:ナガタニサキ 目次 Ⅰ 時間の密度を測る 何も起きなかった日 書かないことの自由 夜に書いても、朝に書いても 「今日」をどこで区切る? 思い出す速度と思い出せない速度 〝ロイヤル〟という箱の中での時間 すべての時間は同時に存在している コラム 日記の書き方がわからない! Ⅱ 窓の外の大きな回転 星の公転、私の停滞 天気の記憶 移動のトンネルで増幅する あなたの感性はあなただけのもの 100万円の犬 でもこの痛みもいつか必ず少しだけ忘れる コラム デス日記 Ⅲ 書く次元と重力 未来日記 小さなメモ帳 言葉の質量保存 人生にはオチがない? 自分を信じる あなたの記憶はあなただけのもの コラム 日記にタイトルをつけるのは難しい? 日記を書くための7種の神器 Ⅳ 私から離れていく私 日記を本にする 実家のリビングに置きっぱなしの日記帳 人はみんな多面体 「これは日記ではなく小説だね」 日記を人に見せることは承認欲? 冷凍保存でお届け 自分以上の自分にはなれない 著者紹介 佐々木 里菜(Sasaki Rina) 1991年宮城県仙台市生まれ。2019年より商業写真家として活動する傍ら、2020年より日記を中心とした文筆活動を行う。2024年に自主制作・発行したZINE『ロイヤル日記』が話題を呼び、累計1,200部を発行。テレビやラジオなど各種メディアでも紹介される。本書が初の書き下ろし単著。 関連サイト https://x.com/kirakirapinkin9 【書籍名】日記という運命 【著者】佐々木 里菜(Sasaki Rina) 【判型】四六変型判(180mm×128mm) 【ページ数】240ページ 【定価】本体1,700円+税 【発売日】2026年10月15日 【ISBN】978-4-86311-513-2 (版元サイトより)
駅から徒歩138億年(産業編集センター/岡田悠)
¥1,980($12.54)
『駅から徒歩138億年』 産業編集センター/岡田悠 ウェブ記事累計1300万PVを超えるライター岡田悠の最新作は、 多摩川を河口から源流まで散歩した道程と思考の記録「川歩記」と、 果てなき好奇心が場所と時間を飛び越えていく不思議でやさしい10編の日常旅エッセイ。 全長138kmの多摩川を少しずつ歩きながら、これまでの旅を思い出す。 古いカーナビの案内で歩いたり、17年前に2秒見えた海を探したり、学生時代に住んでいた寮に泊まったり—— それは、空間の移動と時間の移動を組み合わせることによって生まれる、「自分だけの旅」だった。 ◇川歩記① ◆25時間の録音データ ◆25年前の子供たちと道くさをする ・旅する方法「通う」 ◇川歩記② ◆いるはずのない親戚がXで見つかった話 ◆仮想空間をさまよえる「私」に逢いに行く ・旅する方法「調達する」 ◇川歩記③ ◆17年前に2秒見えた海を探す ◆静岡に5週連続で行く ・旅する方法「やり残す」 ◇川歩記④ ◆いつか訪れた街をAIと思い出す ◆古いカーナビの案内で歩く ・旅する方法「混ぜる」 ◇川歩記⑤ ◆学生時代に住んでいた寮に泊まる ◆10年後の宿を予約する ◇川歩記⑥ 著者紹介 岡田 悠(Okada Yu) 1988年兵庫県生まれ。東京都在住。文筆家。ウェブメディア「オモコロ」等で記事を執筆し好評を博す。旅行や散歩、観察や検証が好き。著作に『0メートルの旅』(ダイヤモンド社)、『10年間飲みかけの午後の紅茶に別れを告げたい』(河出書房新社)、『1歳の君とバナナへ』(小学館)。 関連サイト https://x.com/yuuuo 【書籍名】駅から徒歩138億年 【著者】岡田 悠(Okada Yu) 【判型】四六判 【ページ数】364ページ 【定価】本体1,800円+税 【発売日】2025年10月16日 【ISBN】978-4-86311-461-6 (版元サイトより)
それがやさしさじゃ困る(赤々舎/鳥羽和久(文)植本一子(写真))
¥1,980($12.54)
『それがやさしさじゃ困る』 赤々舎/鳥羽和久(文)植本一子(写真) 子どもが自分でつかむまで! 大人が「わかったふり」をやめると、対話がはじまる。焦らず、 断ち切らず、観察しつづけるための視点──。学び・進路・日常相談と一年の日記から、関係がほどける瞬間を見つめる教育エッセイ。 『それがやさしさじゃ困る』は、子どもに向けられる「善意」や「配慮」が、時に子どもの心を傷つけ、主体性を奪ってしまうという逆説を、教育現場の最前線で20年以上子どもと向き合ってきた著者・鳥羽和久さんが鋭く描き出す一冊です。「失敗させまい」「傷つけまい」という大人の”先回り”が、実は子どもの可能性を閉ざしてしまう──。本書では「学校」「親と子」「勉強」「受験」といったテーマを軸に、現代教育の盲点と私たち大人が抱える不安の影を浮かび上がらせます。単なる批判にとどまらず、大人の葛藤や弱さへの眼差しがこめられているからこそ、その言葉は深く胸に響きます。 さらに本書を特別なものにしているのは、ページ下部に並走する一年間の日記の存在です。そこには、卒業生との忘れられない一瞬や、親子の関わりの奥に潜む無自覚な”デリカシーのなさ”への気づきなど、教育の現場で生まれた生の思索が断片的に綴られています。論として伝えられるエッセイと、濾過されない日々の記録が呼応し合い、本書は単なる教育論を超えた、立体的で豊かな手触りを届けてくれます。 解決策を提示する本ではありません。むしろ「間違うこと」「揺れ動くこと」を恐れず、子どもを信じて共に歩むことの大切さを、本書は静かに指し示しています。大人として迷い続ける私たちに寄り添い、伴走してくれる一冊です。 そして本書には、写真家・植本一子さんが鳥羽さんの教室やその周辺で撮り下ろした写真が栞のように差し挟まれています。子どもたちの表情や存在は、エッセイや日記で綴られる思索に呼応し、本書を照らし、「いま、ここ」の空気を手渡してくれるでしょう。 “《人生を楽しむコツは「よいこと」を大切に後まで取っておかないこと。出合ったときにつかまえること。》大人はこの瞬間を見逃さないようにだけ腐心していればよい。教育のなかに、ありもしなかった自分の黄金時代を託し、子どもらの現在を嘆くのは、子どもの芽を摘むだけ。教育のほとんどの問題は、バランスを崩した大人たちの不安から生まれる。子どもに過剰な配慮をするより、ダラしない自分を晒し、こんなのでも生きていけると見せるほうがうんといい。” 鷲田清一(哲学者)帯文より 各メディアにて紹介! 6刷出来! 読まれつづけて、2万部です! 2025 10/6 朝日新聞「折々のことば」(鷲田清一さん) 2025 10/18 毎日新聞「今週の本棚」(鈴木成一さん) 2025 10/25 NHK ラジオ深夜便「本の国から」(辻山良雄さん) 2025 11/14 西日本新聞 インタビュー記事掲載 2026 2/4 考える人WEB 鳥羽和久 × ジェーン・スー対談記事掲載 2026 3/24 AERA インタビュー記事掲載 2026 3/25 北海道新聞 インタビュー記事掲載 Book Design:根本匠 発行:赤々舎 Size:H195mm x W148mm Page:232 pages Binding:Softcover Published in September 2025 ISBN:978-4-86541-210-9 (版元サイトより) 父親と母親に「育て方を間違えた」と言われたことがある。 それは、電車の乗り降りのマナーについて話していたときのこと。「降りる人が皆降りてから乗っていくのが安全で公平なのに、降りる人にぶつかっていくように乗る人がいて苛々する」「でも、知らない人にぶつかっていくような人に「待ちましょう」と言う勇気はない」「だから、そういう人のことを“ただの昆虫”だと思うようにしている」——これらを聞いて、私の両親は「育て方を間違えた」と言った。 ずっと、このことについてぐるぐると考えてきた。「じゃあ皆どうやって折り合いをつけているの」「私は失敗作なの?」と。 倫理観がクソだとSNSに曝すのは勇気がいるが、この本を読んで書こうと決めた。 「いまのあなたは決して「完成形」などではなく、これからのあなたも決して「完成形」などにはならず、あなたはいまのあなたを裏切り続けるのですから、それに翻弄されながら生きることを諦めないでください。」(p.160) 自分は「完成形」ではない。親は育て方を間違えたのかもしれないけれど、今は失敗作かもしれないけれど、変われる。諦めない。 「二月一七日 若い人に向けた「やりたいことを見つけて、自分らしく生きるんだよ」という言葉を含む祝辞を読んだが、若い人が「自分らしく」生きるなんて怠慢でしかなく(言葉が過ぎる?)、自分らしさというのは、人生の苦節、変節を経て宿命のように滲み出るものでしかない。」(p.195) 35歳にもなって「自分らしさってなんだろう」とも迷うけれど。自分に矢印を向けず、ただひたむきに毎日を過ごしていれば自分らしさは後からついてくるのかもしれない。 親としてもおもしろく読めるし、成熟とは何かという意味で全人類がおもしろく読める。どんな人にも響く箇所があると思う。正直、この1冊だけを売る本屋があってもいいくらい良い本です。おすすめ。 (店主コメント)
[特大号]路上、お邪魔ですか?(フィルムアート社/金沢21世紀美術館=監修 本橋仁=編)
¥3,960($25.09)
『[特大号]路上、お邪魔ですか?』 フィルムアート社/金沢21世紀美術館=監修 本橋仁=編 路上には、自由と邪魔が同居しています── 解放区なのか、はたまたルールによって管理される場所なのか。 さまざまな価値観が折り重なる〈路上〉をキーワードに 現代美術から大道芸、マンガ、路上園芸までを紹介。 さらに路上を読み解くための多彩なテキストも収録。 展覧会図録を飛び出した、まるごと路上の総力特集! 金沢21世紀美術館と渋谷区立松濤美術館で開催する「路上、お邪魔ですか?」展の公式図録。 赤瀬川原平、藤森照信らによって1986年結成された路上観察学会の40周年を契機として、多様な論理の交錯する〈路上〉を考えるプラットフォームとして企画された「路上、お邪魔ですか?」は、展覧会、刊行物、シンポジウム、イベントなどの連続多発的な出来事から構成されてきました。 そのひとつである本誌は、公共空間に開かれたメディアとして新聞形式で制作しています。そして展覧会出品作品を紹介する図録としてだけではなく、路、道、公共……をめぐる論考、インタビュー、対談、マンガなど28本を収録した論集としても編まれており、路上に立ち上がる多様な文化実践や思考を通して、単視眼的にはとらえきれない路上という場を多角的に照らし出します。 「お邪魔ですか?」と投げかけられた大きな疑問符へのさまざまなかたちでの応答から、路上の公共性を模索する、大ボリュームの“路上新聞”です。 展覧会情報 路上、お邪魔ですか? Rojō [shared ground]—am i in your way? 金沢21世紀美術館:2026年4月25日(土)–9月6日(日) https://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=17&d=1852 渋谷区立松濤美術館:2026年9月19日(土)–11月23日(月祝) https://shoto-museum.jp/exhibitions/213rojo/ 出展作家:panpanya、高知市、鈴木康広、ギリヤーク尼ヶ崎、中村裕太、鯨津朝子、路上観察学会、児玉房子、山田脩二、迫川尚子、Chim↑Pom from Smappa!Group、國府理、ダニエル・エヴェレット、クシシュトフ・ヴォディチコ、銭湯山車巡行部、セガ、村田あやこ(※以上、金沢会場展示順)、GROUP(※渋谷会場のみの展示) 発売日 2026年8月1日 本体価格 3,600円+税 判型 ブランケット版 頁数 88頁 ISBN 978-4-8459-2610-7 Cコード C0070 仕様 一部カラー 言語 一部バイリンガル 企画協力 佐藤守弘、渋谷区立松濤美術館 デザイン 西岡勉 (版元サイトより)
小説家のための編集教室 物語を自分でみがき上げる12のステップ(フィルムアート社/レニ・ブラウン/デイヴ・キング=著 古屋美登里=訳)
¥2,640($16.72)
『小説家のための編集教室 物語を自分でみがき上げる12のステップ』 フィルムアート社/レニ・ブラウン/デイヴ・キング=著 古屋美登里=訳 どこを直せばよいかわかる。書き直すたび、うまくなる。 ベテラン小説編集者と学ぶ、自分の手で作品を完成させる〈編集〉のレッスン。 そう、本当に求めていたのは書き方でも稼ぎ方でもない。「磨き方」なのだ。 ——青崎有吾(小説家・『地雷グリコ』) 小説の書き方を教える本はたくさんあります。 でも、書き上げた原稿を「どう直すか」を教える本は、ほとんどありません。 本書は、多くの新人作家をデビューへ導いてきたベテラン小説編集者が、作家が自分の作品を改善し、物語の魅力を引き出すための「セルフ・エディティング」の技法を惜しみなく明かした一冊です。刊行以来30年以上にわたって愛読されてきた、小説家の必携書です。 人物造形、場面描写、会話、モノローグ、動詞の選び方、改行の位置──。 小説編集者が原稿のどこに目をとめ、どう直すのか。誰もが知る名作から新人作家の習作まで、幅広い小説作品を題材に、修正のポイントと添削前後の文章を豊富に紹介します。 また、各章末には「編集のためのチェックリスト」「練習問題」を収録。自分の書いた原稿のどこを見直せばよいか、実践を通じて推敲の技術を身につけることができます。 本書を読み進めるうちに、あなたは自分の原稿を編集者の目で読めるようになるでしょう。 削り、直し、みがき上げる。本当に書きたかった物語の芯をつかみ、自分だけの文体=ボイスを見つけるために。 小説を書く人はもちろん、ライター、編集者、文章を仕事にするすべての人に役立つ一冊です。 [本書で身につく編集の技術] ❏描写と説明 描写で見せる場面と、地の文で語る場面を見極め、書き出しから読者を物語に誘い込む。 ❏視点の使い分け 一人称、三人称、全知の視点(神の視点)を活用して、読者と登場人物の心の距離を自在に動かす。 ❏会話の技法 動詞や副詞の選び方、文章のちょっとした工夫で、会話をより生き生きと自然なものにする。 ❏ビートの入れ方 登場人物のさりげない仕草や行動をひとつ挟むだけで、読者の心は揺さぶられる。 ❏一回で充分 言葉も描写も設定も、大事なことほど繰り返さない。やりすぎに気づいて、力強さを取り戻す。 【本書に引用されている小説の一部】 『グレート・ギャツビー』(F.スコット・フィッツジェラルド) 『星空から来た犬』(ダイアナ・ウィン・ジョーンズ) 『ミドルマーチ』(ジョージ・エリオット) 『若い藝術家の肖像』(ジェイムズ・ジョイス) 『白鯨』(ハーマン・メルヴィル) 『策謀と欲望』(P.D. ジェイムズ) 『影の巡礼者』(ジョン・ル・カレ) 『ドリームキャッチャー』(スティーヴン・キング) 『ここがホームシック・レストラン』(アン・タイラー) 『風と共に去りぬ』(マーガレット・ミッチェル) 『嵐が丘』(エミリー・ブロンテ) ……ほか多数 目次 第二版のためのまえがき 1 描写と説明 2 人物の造形と提示 3 視点の使い分け 4 描写の配分 5 会話の技法 6 音が大切 7 心の声 8 ビートの入れ方 9 段落の分け方 10 一回で充分 11 みがき上げる 12 ボイスを手に入れる 付録1 練習問題の回答集 付録2 小説家のためのブックリスト 訳者あとがき 引用した邦訳作品一覧 プロフィール [著] レニ・ブラウン(Renni Browne) ウィリアム・モロー社ほか複数の出版社で編集主幹を務めたのち、1980年に大手出版界を離れ、全米規模の書籍編集会社ザ・エディトリアル・デパートメント(www.editorialdepartment.net)を設立。テネシー州グリーンヴィルで開催されるロスト・ステート作家会議の創設者の一人でもあり、『アパラチアン・ライフ』誌に記事や書評を寄稿している。 デイヴ・キング(Dave King) 『ライターズ・ダイジェスト』誌の協力編集者。マサチューセッツ州の田園地帯アッシュフィールドの自宅またオンライン(davekingedits.com)で、独立系編集者として活動。執筆の技術をめぐる雑誌記事の多くは『コンプリート・ハンドブック・オブ・ノベル・ライティング』および『ライターズ・ダイジェスト・ライティング・クリニック』に収録されている。 [訳] 古屋美登里(ふるや・みどり) 翻訳家。著書に『雑な読書』『楽な読書』(いずれもシンコーミュージック)。訳書にエドワード・ケアリー『望楼館追想』『おちび』『劇場の子 イーディス・ハラー』〈アイアマンガー三部作〉(以上東京創元社)、デイヴィッド・フィンケル『帰還兵はなぜ自殺するのか』『アメリカの悪夢』、トム・ゴールド『月の番人』、デイヴィッド・マイケリス『スヌーピーの父 チャールズ・シュルツ伝』、エリカ・クラウス『だれか、わたしを助けて』(以上亜紀書房)、ダニエル・タメット『ぼくには数字が風景に見える』(講談社文庫)、ジョディ・カンター他『その名を暴け』(新潮文庫)、ラッタウット・ラープチャルーンサップ『観光』(ハヤカワepi文庫)など多数。 発売日 2026年9月26日 本体価格 2,400円+税 判型 四六判・並製 頁数 304頁 ISBN 978-4-8459-2520-9 Cコード 0090 装丁 戸塚泰雄(nu) 装画 芦野公平 原題 Self-Editing for Fiction Writers, Second Edition: How to Edit Yourself Into Print (版元サイトより)
ニイハマデイズ ひとりぼっちたちの青春(@osenti_keizo_lovinson)
¥1,540($9.76)
『ニイハマデイズ ひとりぼっちたちの青春』 @osenti_keizo_lovinson 「それがジョニーズダイナーでの、とばさんとの出会いだった。彼が着ていた黒いパーカーには、かわいらしいフォントで大きく『センチメンタル』と書かれていた」 ロック雑誌のライターになるという夢に破れ、流れ着いた先の小さな街、愛媛県新居浜で出会ったサイテーでサイコーの友だちたち。 今でも大切に想う、そんな彼らとのエピソードをセンチメンタルに綴ったエッセイ集。 (作者サイトより) ふらっと入ったお店で出会った人たちは、もう二度と会わない「どうでもいい人」ですか? そこで交わされた会話は「どうでもいい記憶」ですか?——そんなわけない。無邪気に泣いたり笑ったり本音をこぼせる場所が、家や職場以外に必要なんだ。あの人にもあの人にも◯◯デイズがあったらいいなと思える、大人の居場所にまつわるエッセイです。 (店主コメント)
令和を生きる11人の死生観(shinobu)
¥770($4.88)
『令和を生きる11人の死生観』 shinobu 死んだことは、ありますか? ——わたし、まだ死んだことがないんです。死ぬって、なんなんでしょうか。 わたしたちがまだ経験したことのない、死というもの。誰かと死に別れたり、自分が死にかけたりすることでしか感じられません。だからこそ怖いし、不安だし、漠然としていてよくわからない。 いつか自分が死ぬその日。いつか大切なひとが死ぬその日。あるいは、過去に経験したあのひとの死。さまざまな死について、そして生について、11人の女性たちの生の声をまとめたのがこの一冊です。 わたしたちshinobuは、「死を語ることは、生を語ること」だと考えています。死ぬこと、生きることをどう捉えているのか。それはそのまま自分の生き方となります。いわゆる死生観というものについて、もっとみんなで話して、考えてみたいと思うのです。 そう、今日も生きているあなたと。死ぬかと思ったー!とか、やばい!死ぬ!とか言いながら、ときには死にて〜と思いながら、それでも生きてこのZINEを手にとってくださり、ありがとうございます。生きているあなたに、読んでほしくて作りました。 この本を読んでいくなかで、「このひとはわたしに似てる!」と感じることがあるかもしれません。逆に、「この考え方はどうしても受け入れられない」と感じることもあるかもしれません。怒りや、憎悪にも近い気持ちが湧いてくることもあるかもしれないと思っています。 それぞれが、まったく異なる背景をもって、異なる道を通ってここまで生きてきています。こういうひともいてもいいし、自分がそれを不快に感じてもいいんだなと思いながら、読んでいただけたら嬉しいです。 また、自分の人生のフェーズが変われば、考え方もおのずと変化していきます。一度目にはピンとこなかった話が、1年後には響くものになっているかもしれません。必要なタイミングで、何度でもこの11人と出会いなおしていただけたらと思います。 (はじめにより引用) 『令和を生きる11人の死生観』 2026年7月5日 初版第1刷発行 2026年9月13日 改訂版第1刷発行 発行:shinobu https://note.com/shinobu_official 印刷・製本:プリンパ(株式会社クロスメディア)
ほんだし/家族で聴くラヴ・パレード(1年前のKeepメモ)(久保みのり)
¥200($1.27)
『ほんだし/家族で聴くラヴ・パレード(1年前のKeepメモ)』 久保みのり 日記にもメモにも使っているLINE Keepメモの記録。 文脈があるようで、ありません。まさに日常です。 それでいて、人生がギュッと詰まっています。 34歳、2児の母、無店舗型書店店主の日々をご覧ください。 折本、6ページ
RENMEN 2(山瀬龍一)
¥1,000($6.34)
『RENMEN 2』 山瀬龍一 前作の続きのような日記的テキストです。 本格的にライターとして働くようになった約1年間のできごとと、感情を綴りました。 (作者SNSより) 前作が“一歩一歩足を踏みしめていくような静かで慎重な空気感”だったのに対し、本作は“足取りが軽やかになっていくようなルンルン感”があったように思う。キャリアブレイクのその後が知れるという意味でも、ぜひ2作品とも楽しんでいただきたいです。(店主)
RENMEN(山瀬龍一)
¥1,000($6.34)
『RENMEN』 山瀬龍一 会社を辞め、その後「キャリアブレイク」なるものを知り、自身の生活をその実践と意識した1年間。 心の揺れ動きや人との出会いを記録した半私的テキストです。 (作者SNSより) 「決してアドリブの利く方ではないのだが、ともすれば聞こえの良い言葉を並べてしまう癖がある、という自覚があった。だから「それだけは絶対にやるまい」と力んでしまったのだ。」(p.29) 山瀬さんの誠実さが滲み出ているキャリアブレイク録だった。東京に行くべきかどうか、自分を雑に扱う人にどう接していくか、マッチョイズムの有害性を意識しつつ染みついた価値観を簡単には洗い流せない、などなど。迷いの中に自身を置いて淡々と変化を楽しんでいる感じが心地よかったです。(店主)
チャームポイントですので(紡もえ)
¥1,300($8.24)
SOLD OUT
『チャームポイントですので』 紡もえ 「自分をかたちづくる要素すべてに“チャームポイントです”と言えたらよかったのですが、なかなかそうは言えない人生を送ってきました」 一生を共にするこの顔、身体。 黄金比にも、理想にも当てはまらない。 それでも愛してあげたい。 今、他者よりも、自分からの肯定のまなざしを欲するあなたへ贈るチャームポイント再定義エッセイ。 褒められた時は誇らしそうに、けなされた時は毅然とした態度で、未来の私はタイトルの言葉を口にできるでしょうか。 【目次】 はじめに レッツふくらはぎ百本ノック まゆげ迷走コース 「目って後からでも二重になれるんや!」、否 ひなたのくちびる 髪で旬の浅漬けを カピバラは鼻を気にしていない この声は誰のもの? おいこら、ガタガタの歯型つけるぞ! ほくろって百個あんねん あざ、鮮やかに 手、こわくないよ 胃がそう言うなら仕方がない 脳内マドンナの体重 おわりに A6版/106ページ (作者サイトより) 褒められた時は誇らしそうに、けなされた時は毅然とした態度で、私は私の身体について「チャームポイントですので」と言えるだろうか。紡さんのように文章にしたら愛しく思えるのだろうか。書いてみたら肯定できるかも? と少し前向きになれました。コンプレックスをどう受け止めたらいいか悩んでいる方におすすめです。(店主コメント)
もしもし、食べられそうですか(紡もえ)
¥900($5.70)
SOLD OUT
『もしもし、食べられそうですか』 紡もえ 心に紐づく食の思い出をみつめ、肯定するエッセイ集。 もしもし、食べられそうですか。 あなたの本体は、何が食べたいですか。 ―目次― はじめに メロンの中には雪見だいふく マリアージュフレールのボンボン 辛ねぎラーメン、太麺で 食パンとはちみつ 怒りのドデカパフェ製作 焼きおにぎり、七個も食べたの!? ピザ・パーティー 我が家は紅茶屋さん 牛丼のせいで泣けてきた おわりに (作者サイトより) 辛いことがあってなみなみと涙が出て胃がキリキリして、そんなタイミングでグーッとお腹が鳴ると拍子抜けしますよね。なんだよって。この本を読んでいると、そんな滑稽な場面も愛おしく思えます。個人的には辛ねぎラーメンのエピソードが好きです。ずっと変わらずにそこにあってほしいお店というのが、誰しもあるのではないでしょうか。(店主コメント)
【コレクターズコミック】車になった男(仲本直輝)
¥1,650($10.45)
『【コレクターズコミック】車になった男』 仲本直輝 「しあわせジョン」は、やたらしあわせそうなしゃべる犬のお話です。 ジョン君は、余計なことは考えない。 口癖は、「おいしいしあわせアリガット」 謝るときは「しゅいマ〜せん」 …とっても素直ないい子です。 気になるときは「なんでわさ?」 「アハーハーン」と泣くと、大変なことに…? しあわせジョンは悩み多き青年、ゴローくんの相棒であります。だけどなにより、悩み多きあなたの良き相棒となるでしょう。。。 『車になった男』は、しあわせジョンのコレクターズコミック。前作「小さな平和」から半年ぶりの作品です。 B6サイズ 230ページ (作家サイトより引用) 味わいのある絵に、人間のほんとうの弱さとは何か、考えさせられる作品。幸せそうな犬・ジョンの心赴くままにドライブしているような姿に癒されます。最近読んだ本に出てきた三島由紀夫論の「行為と認識」の話に通ずる内容だなと感じ、ううむと唸らずにいられないのでした。(店主コメント)
ミドサーの不時着 -宙ぶらりんのまま、生きるなかば-(神田なり)
¥1,100($6.97)
『ミドサーの不時着 -宙ぶらりんのまま、生きるなかば-』 神田なり 大人のシートベルトを締められないまま、ふわふわと予期せぬ場所へ不時着してしまったあなたに贈る、ミドサー世代の「揺らぎ」と「痛み」を綴ったエッセイ集。 「しっくりこない」を抱えたまま後戻りができなくなった、不完全な「30代なかば」の弱さをむき出しにしました。 恵まれているはずの日常、消えかける自分の輪郭、幼少期の忘れ物……。 読み終えたとき、心細い日常を共に歩んでくれる仲間がここにいると気づき、あなたの孤独が少しだけ軽くなりますように。 目次: *不時着したあなたへ *なんだかおかしい、ミドサーの日常 やりたいこと?やりたいと言えばよさそうなこと? 人生は自動運転じゃないのに 平穏コンプレックス 誰だってトイレ掃除はする *時計の針を、巻き戻してみる アラサーって、いいなぁ 諦めるには、若すぎる今日だから あの日の、癒えぬままの私に会いにいく てれび戦士になりたい私を、笑わないでほしかった *不安定なまま、それでも生きていく 「羨ましい」が希望に変わるまで 既婚者だけど、彼氏が欲しい 七十二歳になっても、健やかに書いていたい 私のままで大丈夫って思えるその日まで *寄稿エッセイ それでも人生は素晴らしい サトウリョウタ 免疫力の高い女になりたい 徳山チカ 三十五歳までに何者かになりたかった 安心院彩 *おわりに 著者:神田 なり 発売予定日:2026年7月13日 サイズ:A6文庫本サイズ ページ数:116ページ (作者サイトより) いや、この際言ってしまいましょう。心がザワザワどころの騒ぎじゃない。ぶっちゃけ、心の中でレインコートきたレポーターが「今年度最大級の台風が上陸しています!」って暴風雨に吹き飛ばされそうになるレベルの、とんでもない大騒ぎっぷりです。(p.25) 身近な人の活躍が眩しくて、つい動揺してしまう。そんなときの神田なりさんの反応がかわいくて好きだ。私ならじめじめした壺の中にぎゅうぎゅうに押し込んで漬物石でも乗っけてしまいそうな嫉妬の感情をここまでコミカルに描いてくれる。 ———————— 「自分らしく」「他人と比べない」「結果よりプロセスを」。 わかる、全部たぶん正しい。でもぼくは、比べたあとにしか「比べなくていい」とは言えない。比べて、傷ついて、みっともなく落ち込んで、それでも顔を洗って仕事に戻るために、ようやくその言葉に辿り着く。整った言葉は、たいてい泥だらけの現実の上に立っているものだ。(p.91 サトウリョウタ「それでも人生は素晴らしい」) 寄稿エッセイも三者三様でおもしろい。ミドサーだからこそ、自分を納得させる言葉なんて山ほど知っているし、ミドサーだからこそ、その言葉たちにまだまだNOを突きつける。 ミドサーのみなさんに読んでほしい1冊です。(店主コメント)
たった一人の読者を生きる(柏書房/荒井 裕樹)
¥1,980($12.54)
『たった一人の読者を生きる』 柏書房/荒井 裕樹 もう誰にも動員させられたくない。この心は私のもの。あなたのもの。小さな「自分」を守ることで、誰かとつながる12の内緒話。 もう誰にも動員させられたくない。 この心は私のもの。あなたのもの。 【内容】 例えば、「世界で自分だけしか読んでいないかもしれない物語」に出会ったとき、「こんなマイナーな作品について書いたり語ったりしても無意味だよな……」と思うか、「自分が書かなければ/語らなければこの作品は存在しなかったことになってしまう」と思うかは、それぞれだと思います。 もし、あなたが後者の側に立つとして、いざ何か書き残そうとしても、そういう些細で、身近で、時に儚い出会いのエピソードは、論文のようなかっちりした形式には馴染まなかったりするものです。だから本書では「エッセイ」、それも「おしゃべり」するような言葉づかいで、少なくない読者がきっと抱いたことがあるであろう「この物語をなかったことにしたくない」というあの感覚に、迫ってみたいと思うのです。 “ここで私が話したいのは、もっと小さくて、些細で、身近で、時には儚いものについてなんです。(中略)世界的なマスターピースよりも、親しい人の打ち明け話のほうが大事になってしまったり、友だちが出したぜんぜん売れない自主制作本のほうにより感動してしまったり、なんてことは、誰にでも、多かれ少なかれ、あると思うんです。/これって、実はすごいことなんじゃないですかね。自分の心だけを打つものがこの世界に瞬間的に誕生しているというか、どうしようもなく自分の心を打つものがどうしようもないくらい自分以外の人に知られてないっていうか、そんな現象が発生しているということなので。/この現象、取り立てて研究なんてされないですけど、けっこう大事なものだと思うんです、人間にとって。/なんというか、人って自分でも気が付かないうちに、たった一人の読者を生きている瞬間があると思うんです。”(「はじめに」) こちらの感情や心を動員するための言葉や映像が氾濫する社会の潮流に、気づかぬうちに吞み込まれてしまわぬように、自分にとって本当に大切な「物語」について語ること、そのための居場所をつくること。そうやって大切な領域を守ることができてはじめて、私たちはきっと、ほかの誰かが大切にする「物語」のことも大切にできるのではないでしょうか。 “自分にとって本当に大事なものって何なんだろうとか、本当に自分の心を打つものって何なんだろうとか、自分はどういう物事に魂を揺さぶられる人間なんだろうとか、そういう自分の領域を大事にして、誰かに、勝手に、いつの間にか心を動員させられないようにすることはできる。そう思うんですよね。/これから少しだけ、私の「たった一人の読者」体験を聞いてください。私の密かな「物語」との思い出話をさせてください。そんな「物語」が居られる場所を作るために、少しだけ力を貸してください。で、もしよかったら、そのあと、あなたの話も聞かせてください。”(「はじめに」) ロングセラー『まとまらない言葉を生きる』を著した「声の小さな文学者」が新たに綴るのは、これまで語られてこなかった「たった一人の読者を生きる」という経験について。小さな「自分」を守ることで、誰かとつながる12の内緒話。 【著者略歴】 荒井裕樹〈あらい・ゆうき〉 1980年東京都生まれ。早稲田大学文学学術院教授。作家、文学者。専門は障害者文化論、日本近現代文学。東京大学大学院人文社会系研究科修了。博士(文学)。日本学術振興会特別研究員、二松學舎大学教授を経て、2026年4月より現職。 著書に『隔離の文学──ハンセン病療養所の自己表現史』(書肆アルス、のちに増補新装版)、『障害と文学──「しののめ」から「青い芝の会」へ』(現代書館)、『差別されてる自覚はあるか──横田弘と青い芝の会「行動綱領」』(現代書館、のちに増補新装版)、『生きていく絵――アートが人を〈癒す〉とき』(亜紀書房、のちにちくま文庫)、『障害者差別を問いなおす』(筑摩書房)、『車椅子の横に立つ人──障害から見つめる「生きにくさ」』(青土社)、『まとまらない言葉を生きる』(柏書房)、『凜として灯る』(現代書館)、『障害者ってだれのこと?──「わからない」からはじめよう』(平凡社)、『感情の海を泳ぎ、言葉と出会う』(教育評論社)、『無意味なんかじゃない自分――ハンセン病作家・北條民雄を読む』(講談社)など。 2022年、第15回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞受賞。 2025年、第47回サントリー学芸賞(芸術・文学部門)受賞。 目次 はじめに――一つの「物語」が居られるところ 「そのむごい人間が自分なんだ」 「川はいつもにごっている」 「日々の谷間に疲れてよりかかるイス」 読めない手紙 「女はすべて美しい」 愛読書にまつわる怖い話 言葉の網目で個を包む 無精卵の哀しみ 素がこぼれる 障害者について考えるのは誰の仕事か 「絶版」にさえなれない 大切な人の大切なものを大切にする おわりに――欲しいのは語り続けるあきらめの悪さ あとがき 定価 1,980円(本体 1,800円) 刊行 2026/05/08 ISBN 9784760156597 判型 B6 ページ数 222 ジャンル 文学・エッセイ・ノンフィクション (版元サイトより)
悲しい話は今はおしまい(柏書房/小沼理)
¥1,870($11.85)
『悲しい話は今はおしまい』 柏書房/小沼理 今だけは「明るい話」をしよう。絶望しないで話し続けるために。傷も喜びも責任も抱えながら社会と向き合った、実践のエッセイ集。 反響続々!! 自分にあるものを、押し込めたり、なかったことにもしないこの本は、長い夜を内側にもつ、誰かにとっての星になるだろう。言葉にできないことも、全部この夜の中には居場所がある。小沼さんが結ぶ夜は、暗くてもやさしい。 ――安達茉莉子さん(作家)、『かしわもち』書評より 本書の魅力は「悲しい話をやめる」ことではなく「悲しい話の続け方」を変える点にある。(…)そこには無理のない希望がある。 ――金承福さん(クオン代表・チェッコリ店主)、『共同通信』書評より アメリカのきわどいゲイ流ジョーク、クィア・アート、新宿2丁目の思い出、台北のクラブシーン、ソウルの書店巡り……。カラフルな話題の中から、生きる上で大切にしたい本質が浮かび上がる。 ――花田菜々子さん(蟹ブックス店主)、『SPUR』7月号書評より ⋆ ✩ ⋆ ┄ ⋆ ✩ ⋆ ┄ ⋆ ✩ ⋆ ┄ ⋆ ✩ ⋆ 今だけは「明るい話」をしよう。 絶望しないで話し続けるために。 抵抗の中にあるユーモア、クィアたちの踊りとおしゃべり、立場や属性からはみ出ること。傷も喜びも責任も抱えながら社会と向き合った、実践のエッセイ集。 【内容】 この傷だらけの時代に、希望をどう語れるだろうか? 悲しみから目を背けるのではなく、喜びを抑圧するでもなく、その関係をもっと複雑にしていくことはできないだろうか。星々の結び方を変えて、新しい星座を作るみたいに。 “これは私が喜びに罪悪感を抱くのではなく、社会と向き合う原動力に変換することを学んだ話である。そして、その近くにいたたくさんの人たちの話でもある。友人たちの前向きさや気楽さ、喜びも政治的実践も諦めない姿は、私にとって星の光だった。” (「はじめに――緊張しながら笑う」より) 友達のクィアパーティ、ゲイアーティストとの対話、タイムラインを埋め尽くす犬の動画、パレスチナ解放デモ、プロテストのTシャツ作り、植物の世話、韓国語の勉強……。悲しい星座と明るい星座をぐるぐるしながら、暗い日々を生き延びる19編。 【著者略歴】 小沼理〈おぬま・おさむ〉 一九九二年、富山県生まれ。文筆家。著書に『1日が長いと感じられる日が、時々でもあるといい』(タバブックス)、『共感と距離感の練習』(柏書房)。編著に『みんなどうやって書いてるの?——10代からの文章レッスン』(河出書房新社)。 目次 はじめに——緊張しながら笑う 1 悲しい星座(の外側へ) 踊る方法 アルミバルーンのハート 犬の夢 2 明るい星座(の内側へ) 無数の夜 発光 そこなのか 窓 ピンクをピンクで塗り替える みんなで早口 ひとりになること 3 再び、外側へ スワロフスキー、ラジオ、天使 植物の世話 交差する 時間をかき混ぜるように 勉強 体の歪み 長時間露光 おわりに——しぶとく続ける 定価 1,870円(本体 1,700円) 刊行 2026/04/10 ISBN 9784760156566 判型 四六判 ページ数 216 ジャンル 文学・エッセイ・ノンフィクション (版元サイトより)
こちら日本中学生新聞(柏書房/川中 だいじ)
¥1,980($12.54)
『こちら日本中学生新聞』 柏書房/川中 だいじ 14歳、記者。現場に立つ――注目の中学生記者が、民主主義を問い続ける、かつてないルポルタージュ。畠山理仁さん、奈良美智さん推薦。 14歳、記者。現場に立つ。 超若手記者の純粋かつ冷静な視線。 しがらみなき情熱は民主主義の宝だ。 ──畠山理仁(フリーランスライター) 真摯な取材だ。 体験として知識を得ようとするひとりの中学生の取材日記に、大人も真摯に向き合い学ばなければならない。 ──奈良美智(美術作家) メディア最注目の中学生記者が、権力に切り込む本格ルポルタージュ、ついに刊行。 信条は「誰にも遠慮せずに書きたいことを書く」。取材対象は、外務省、大阪・関西万博、IRカジノ、そして混迷を極めた兵庫県知事選――。 2023年春に「日本中学生新聞」を創刊して以来、著名政治家や社会問題の現場に足を運び、荒削りながらも自分の言葉で取材と発信を重ねてきた現役中学生記者・川中だいじ。 本書では、これまでの取材の記録だけでなく、現場で感じた手応えや迷い、葛藤もあわせて描き出す――ひとりの記者が現場に立ち、民主主義を問い続ける、かつてないノンフィクション。 【著者プロフィール】 川中だいじ 2010年、大阪市生まれ。「日本中学生新聞」記者。小学3年生のときに政治に関心を持ち、2023年に「日本中学生新聞」を創刊。「誰にも遠慮せずに書きたいことを書く」をモットーに、選挙をはじめ大阪・関西万博、IRカジノ、森友学園問題などを取材し、SNSやYouTubeで発信している。雑誌やウェブメディアへの寄稿も多数。テレビ大阪の公式YouTubeチャンネル「大阪NEWS【テレビ大阪ニュース】」内の番組「中学生記者・だいじの対談クラブ」で聞き手を務めた。本書が初の著作となる。 目次 プロローグ 第1章 「日本中学生新聞」創刊前夜 第2章 G7広島サミットと初現場 第3章 選挙取材 第4章 万博・IR取材 第5章 ルポ 生徒会 第6章 民主主義を取材する 第7章 兵庫県知事選 あとがき 定価 1,980円(本体 1,800円) 刊行 2026/03/10 ISBN 9784760156658 判型 四六判 ページ数 320 ジャンル 文学・エッセイ・ノンフィクション (版元サイトより)
帰りに牛乳買ってきて 女ふたり暮らし、ただいま20年目。(柏書房/はらだ有彩)
¥1,540($9.76)
SOLD OUT
『帰りに牛乳買ってきて 女ふたり暮らし、ただいま20年目。』 柏書房/はらだ有彩 《ふたりで楽しく暮らすことにしました、それも一生》。20年にわたる著者とルームメイトとの共同生活を描くコミックエッセイ。 ふたりで楽しく暮らすことにしました、それも一生。 『日本のヤバい女の子』のはらだ有彩が、 20年にわたるルームメイトとの共同生活を描く、 著者初のコミックエッセイ。 「あなたの住む街の隣の隣の隣のどこかの町で、こんなルームシェアが繰り広げられている」(「はじめに」より) 【著者プロフィール】 はらだ有彩(Harada Arisa) 関西出身。テキスト、イラストレーション、テキスタイルをつくる“ テキストレーター”。雑誌・ウェブメディアなどでエッセイ・小説を執筆する。著書に『日本のヤバい女の子』(柏書房/角川文庫)、『百女百様 街で見かけた女性たち』(内外出版社)、『女ともだち ガール・ミーツ・ガールから始まる物語』(大和書房)、『ダメじゃないんじゃないんじゃない』(KADOKAWA)、『「烈女」の一生』(小学館)。本書は著者初のコミックエッセイ。 目次 1 ずっとこのままでいいのかな?~ルームシェア8年目~ 2 ルームシェアは突然に~ルームシェア0年目~ 3 「住んでもいい」場所~ルームシェア14年目~ 4 ルームシェアは終わらない~ルームシェア15年目~ 定価 1,540円(本体 1,400円) 刊行 2025/11/21 ISBN 9784760156627 判型 A5 ページ数 208 ジャンル 文学・エッセイ・ノンフィクション (版元サイトより)
死んでいるのに、おしゃべりしている!(柏書房/暮田真名)
¥1,760($11.15)
SOLD OUT
『死んでいるのに、おしゃべりしている!』 柏書房/暮田真名 業界最注目の川柳人による、〈人間をうまくやれない〉と思わされてきた者たちに贈る初のエッセイ集にして、極私的な回復記! “だって、川柳に出会わなければわたしはとっくにこの世にいなかったのだから。” 東京のいわゆる「恵まれた」家庭に「女性として」生まれ、教育にたくさんのお金を費やされたのに、期待どおり「東大」に行けず、望まれた「バリキャリ」にもなれなかったわたし。人間関係もうまく築けず生活は破綻。ノンバイナリーかつアロマンティックだけど、そこに帰属意識も見出せない。心を殺して自罰的にしか生きてこられなかったわたしは、「私たちはモノじゃない、人間だ」「悪いのはあなたじゃない」というまっとうな言葉に、自分が救われることを許せなかった。 そんなわたしを助けてくれたのが、川柳だった。 “わたしの心には「自分が悪い」という考えが無限に湧き出る大きな穴が空いていて、これを直接手当てすることは難しい。一方、身体にはすぐに限界がくる。虚弱な身体を頼りなく思うこともあったけれど、身体は常に心の問題を「手当てができるかたち」にしようとがんばってくれていたのだ。/川柳も、わたしを「無限」や「永遠」の世界から救い出してくれた。「症状」と言うと語弊があるが、川柳も目に見えるし、有限だ。川柳はわたしが初めて手に入れた身体だった。” 川柳しながら経験する世界は、アナーキーで自由だ。本書は、自分には〈人間をうまくやれない〉と思わされてきた者たちに贈るエッセイ集であり、極私的な回復記でもある。 業界最注目の川柳人による、初のエッセイ集。 【著者略歴】 暮田真名〈くれだ・まな〉 1997年生。「川柳句会こんとん」主宰。「石になったの?」「当たり」「砕氷船」メンバー。NHK文化センター青山教室で「青山川柳ラボ」講師、荻窪「鱗」で「水曜日のこんとん」主催。川柳アンソロジー『はじめまして現代川柳』(書肆侃侃房)で最年少の川柳人として紹介された、Z世代のトップランナー。2022年に発売された第一句集『ふりょの星』(左右社)は、刊行されるやいなや注目を呼び、テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」ほか多数のメディアで紹介された。2023年には〈現代川柳〉の入門書『宇宙人のためのせんりゅう入門』(同)も刊行。ほかに『補遺』『ぺら』(私家版)がある。本書が初のエッセイ集となる。 目次 まえがき Ⅰ こころ お題サイト哀歌 食卓の上の洗濯物 ワレワレハウチュウジンダ 代わりに忘れて できのわるいロボット Ⅱ ことば ちっちゃいものクラブ 声をあてる べつの呪文 いけフリ アンコントロール 酢豚の目 川柳になりたい? Ⅲ からだ おしゃれ考 続・おしゃれ考 身体があるから踊るのだ フェアリーゴッドマザー 手当てができる モノがキラキラしてる あとがき 引用文献・資料一覧 定価 1,760円(本体 1,600円) 刊行 2025/09/10 ISBN 9784760156382 判型 B6変 ページ数 182 ジャンル 文学・エッセイ・ノンフィクション (版元サイトより)