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ミドサーの不時着 -宙ぶらりんのまま、生きるなかば-(神田なり)

¥1,100

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『ミドサーの不時着 -宙ぶらりんのまま、生きるなかば-』
神田なり

大人のシートベルトを締められないまま、ふわふわと予期せぬ場所へ不時着してしまったあなたに贈る、ミドサー世代の「揺らぎ」と「痛み」を綴ったエッセイ集。
「しっくりこない」を抱えたまま後戻りができなくなった、不完全な「30代なかば」の弱さをむき出しにしました。

恵まれているはずの日常、消えかける自分の輪郭、幼少期の忘れ物……。
読み終えたとき、心細い日常を共に歩んでくれる仲間がここにいると気づき、あなたの孤独が少しだけ軽くなりますように。

目次:
*不時着したあなたへ
*なんだかおかしい、ミドサーの日常
やりたいこと?やりたいと言えばよさそうなこと?
人生は自動運転じゃないのに
平穏コンプレックス
誰だってトイレ掃除はする
*時計の針を、巻き戻してみる
アラサーって、いいなぁ
諦めるには、若すぎる今日だから
あの日の、癒えぬままの私に会いにいく
てれび戦士になりたい私を、笑わないでほしかった
*不安定なまま、それでも生きていく
「羨ましい」が希望に変わるまで
既婚者だけど、彼氏が欲しい
七十二歳になっても、健やかに書いていたい
私のままで大丈夫って思えるその日まで
*寄稿エッセイ
それでも人生は素晴らしい サトウリョウタ
免疫力の高い女になりたい 徳山チカ
三十五歳までに何者かになりたかった 安心院彩
*おわりに

著者:神田 なり
発売予定日:2026年7月13日
サイズ:A6文庫本サイズ
ページ数:116ページ
(作者サイトより)

いや、この際言ってしまいましょう。心がザワザワどころの騒ぎじゃない。ぶっちゃけ、心の中でレインコートきたレポーターが「今年度最大級の台風が上陸しています!」って暴風雨に吹き飛ばされそうになるレベルの、とんでもない大騒ぎっぷりです。(p.25)

身近な人の活躍が眩しくて、つい動揺してしまう。そんなときの神田なりさんの反応がかわいくて好きだ。私ならじめじめした壺の中にぎゅうぎゅうに押し込んで漬物石でも乗っけてしまいそうな嫉妬の感情をここまでコミカルに描いてくれる。

————————

「自分らしく」「他人と比べない」「結果よりプロセスを」。
わかる、全部たぶん正しい。でもぼくは、比べたあとにしか「比べなくていい」とは言えない。比べて、傷ついて、みっともなく落ち込んで、それでも顔を洗って仕事に戻るために、ようやくその言葉に辿り着く。整った言葉は、たいてい泥だらけの現実の上に立っているものだ。(p.91 サトウリョウタ「それでも人生は素晴らしい」)

寄稿エッセイも三者三様でおもしろい。手垢のついたミドサーあるあるになっておらず魅力的だ。ミドサーだからこそ、自分を納得させる言葉なんて山ほど知っているし、ミドサーだからこそ、その言葉たちにまだまだNOを突きつける。

ミドサーのみなさんに読んでほしい1冊です。(店主コメント)

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