『ことば日記』特別になれなくても、(たかしお)
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『『ことば日記』特別になれなくても、』
たかしお
僕が日々つけている日記『ことば日記』を、「喜、怒、哀、楽」という四つの感情をテーマに編集しなおした日記本です。
僕が日々書いているのは記録としての日記ではなく、その日に浮かんだ言葉、思いついた言葉をそのままの言葉で出す日記なので、『ことば日記』と名前をつけました。
「喜、怒、哀、楽」。そのときのあなたの気分に、いちばん近い感情や触れてみたい感情から、好きに読んでみてください。途中でエッセイ『渇望』と『凪』も挟んでありますので、よければそこから読んでもらっても。肩の力を抜いて、散歩でもするみたいに、ふらふらと行き来してもらえたらと思います。
ここには、立派なことも、役に立つことも、ほとんど書いてありません。すごい人の、すごい一年でもないです。ただ、何者でもない人間の言葉です。けれど、だからこそ——こんなふうに、普通に生きて、普通に喜んだり怒ったりしている人間がここにいるんだ。そう知ってもらって、「なんだか、安心した」とか「なんか気になった」など、少しでもいい体験につながれば、うれしく思います。
(はじめに より一部抜粋)
■仕様
『ことば日記』 特別になれなくても、
発行:合同会社たかしお
判型:A6版(文庫本サイズ)
ページ数:122
発行日:2026年6月30日
表紙デザイン:羽田お皿
印刷・製本:ちょ古っ都製本工房
※猫と暮らす自宅から発送します
本作の中や裏表紙、しおりにも登場しますが、我が家には猫が暮らしています。完成した本は大切に別室で保管し、梱包時も細心の注意を払っていますが、素人の手作業のため、毛が紛れ込んでしまう可能性があります。猫アレルギーをお持ちの方や、気になる方は、どうかご無理のないようご検討ください。
■著者のこと
https://my.prairie.cards/u/takashio
■たかしおの『ことば日記』
https://sizu.me/takashio
(著者サイトより)
「男性は女性よりも孤独に陥りやすい。特に、歳をとるほど」——こんな言説を、最近よく耳にする。けれども、例外のような人の顔もいくつか思い浮かんで、その一人がたかしおさんだった。
「二◯代、三◯代は、本当に自己肯定感なんて何もなく過ごした。僕は本当にクズで落ちこぼれで、何もできない。モテない。仕事もできない。特別な能力があるわけでもない。かっこいいわけでもない。才能やセンスと呼べるような、何か光るものみたいなものもない。
そんな僕が歳をとって、今が一番楽しいって思うなんてな。だから「こういう人間もいるよ」ということを示していきたい。僕みたいな人がいたら、きっとそれはうれしいことだと思うから。」(p.61)
孤独に陥る人とそうでない人を分つものは一体何なのか——。この日記を読んで、なんとなくわかった気がする。物騒な言い方になって申し訳ないが、「本人にとっての死刑宣告の数」なんじゃないか?
「嫉妬しない僕は、僕じゃないみたいな。嫉妬を除くと、僕はまるで今流行りの生成AIのように、当たり障りのない平均や真ん中を選ぶ。」(p.72)
こんなふうに、自身を嫉妬の化身と分析する著者は、過去にプロの編集者から“死刑宣告”と取れるようなフィードバックを返されたとも書いている。
傷ついて、逃げて、負けない場所を探して。ちゃんと、自分の居場所を見つけたのではないか。奥様から「負けない場所を探してそこに行くようにしていることをポジティブに思っていてほしい」と言われるエピソードにも、とてもとても心を動かされた。
そして、そんな著者は“配慮のある立ち振る舞いがカッコいい”店主が尊敬する大人の一人。たかしおさんが嫉妬でできているなら、嫉妬は悪ではないなと思った。(店主コメント)
