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アーのようなカー(書肆侃侃房/寺井奈緒美)

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『アーのようなカー』
書肆侃侃房/寺井奈緒美
2019年4月5日 第1刷発行
2020年2月3日 第2刷発行

生活のあらゆる隙間にユーモアを詰める。(いとうせいこう)

この世のいとおしい凸凹
どこまでも平らな心で見つけてきた、景色の横顔。
面白くて、美しくて、悲しくて、ほんのり明るい。(東 直子)


【著者プロフィール】
寺井奈緒美(てらい・なおみ)
ホノルル生まれ、愛知育ち、東京在住。
趣味は粘土で縁起のよい人形をつくること。


【5首】
改札を通るときだけ鳴く鳥をだれもが一羽手懐けている
柴犬の尻尾くるんの真ん中の穴から見える極楽浄土
耳と耳あわせ孤独を聴くように深夜のバスの窓にもたれて
路上にはネギが一本落ちていて冬の尊さとして立て掛ける
なくなれば美しくなる でもぼくは電線越しの空が好きです


新鋭短歌シリーズ

今、若い歌人たちは、どこにいるのだろう。どんな歌が詠まれているのだろう。今、実に多くの若者が現代短歌に集まっている。同人誌、学生短歌、さらにはTwitterまで短歌の場は、爆発的に広がっている。文学フリマのブースには、若者が溢れている。そればかりではない。伝統的な短歌結社も動き始めている。現代短歌は実におもしろい。表現の現在がここにある。「新鋭短歌シリーズ」は、今を詠う歌人のエッセンスを届ける。

(版元サイトより)

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