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『大工日記』
素粒社/中村季節
36歳女性、異国で夢破れ、家業である大工の世界に飛びこんだ――ハードモードな“現場”の日々を、体当たりの知性とユーモアで疾走する驚きのデビュー作!
自主制作版『大工日記』(2024年)を大幅改稿。
「なんでもいいから今年は大工をやれ。やろう。そうしよう。いくぞ。そうして始めた私の大工見習いの日々の記録です」(本文より)
ブレイディみかこさん推薦!
『私はわたしの精神を殺さない』と著者は書いている。
いけいけ、キリストも大工やった、と拳をにぎりながらこのレアな日記を読み終えた。
書店関係のみなさまからのコメント
ZINE版の『大工日記』をなんとなくイベントで手にして読み始め、「はじめに」を読んだところですぐに発注した。
これはとんでもねえ文章だと思った。
頭も心もぐらぐらして、たまに置いていかれそうになりつつも読み進めると、そういえばわたしもそう思ってた、なかったことにしていたけれど、という感情がぼろぼろ出てきた。
図書館で書きものをしているその女の人が大工さんだったら?さっきまで空調服ふくらませて床に敷いた段ボールで寝ていたとしたら?
その人が書く「わたしのマキタのインパクト」って……こんなかっこいい言葉がありますか……
中村さんが書くなら私はずっと読みたい。
とにかくたくさんの人のところに届いて欲しい。あとがきで静かに泣きました。
――すずめ(神奈川) 倉持美紀奈さん
『大工日記』。読んだ後、なぜこんなにも体が芯からあったまるのかと思った。
キツイ、暑い、遠い、のタワマン工事現場。いつつぶれてもおかしくない、いつ爆発するかもわからない、そんな自分を「書く」ことでなんとかその輪郭をたしかめていこうとする日々。
自他への観察力がこんなにも鋭いのに暖かいのはおそらく「孤独からの表現」しか他人に届かないと著者が心底覚悟しているからにちがいない。
――本屋UNLEARN(広島) 田中典晶さん
大工日記、拝読しました。面白かったです。
他人の日記は大抵面白くもなんともないもので、例外は『富士日記』と『断腸亭日乗』と『八本脚の蝶』くらいだと思っていたのですが、久しぶりに私の中で強く響いた一冊でした。
行き先も決めずとにかく飛び込むように生きてきたその歩みの果てでご両親と同じ大工という道に立っている。
その事実の意外性。そして何より惹かれたのは、ご自身の見た風景を言葉として立ち上がらせる力です。
心の中で形にならない感情を、丁寧に言語化し自然な文章に変えていく。
その語り口にユーモアと確かな芯が感じられました。
芯のある人が綴る日々は、どんな題材でも不思議と面白くなるものだと、あらためて思わせてくれる一冊でした。
――株式会社図書館流通センター 松村幹彦さん
(版元サイトより)
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